2006年03月04日

またしても「単一民族神話の起源」を元在日的に取り上げる

コロボックルさんという人から、コメントをもらった。
今年は『単一民族神話の起源』と在日の『同化』からはじめてみる」という話に対してだ。
コメントを読んで、この話の続きを書きたくなったので書くことにする。 

まずコロボックルさんのコメントを引用する(空白行は減らした)。
初めまして 二十歳の大学生です。
僕は日本人なんですけど日本人の顔って街中歩いてると実に多様な顔をしていますよね。
日本人形成のルーツは氷河期に列島に渡ってきた人、2千年以上も前に中国大陸や、朝鮮半島から稲作や宗教をもたらし、また戦乱の世を逃れて渡来してきた人、また南方から木彫り舟で渡来した人etc...  まだおそらく色々なルーツがあるでしょう

大学の教授に教わったのですが日本は「倭」という国で7世紀に色々な地域にルーツを持つ人々の「日本」という国名を持った国ができた と言っていました。

まぁこの教授は中臣鎌足や天皇家は「鷲鼻」という理由で古代イスラエル国から離散したユダヤの民の血が入っているのでは?という仮説を持った教授なのですが・・

でも日本人の中にハーフやクウォーターでもないのにどこと無く西洋人顔をした人がスーパーマイノリティですがいるような気がするような気がするしまんざら突拍子な仮説でもない気がします。

このように昔から色々な人種民族でできた国家ではないかと思います。

ちなみに僕の顔は彫が深く体毛がやや濃いし以前アイヌ民族の資料館に行ったとき自分はアイヌ民族によく似てるな(^^)と思いました。母方がそのような容姿の形質の持ち主で僕の体にも遠いアイヌの御先祖様の血が流れてるのではないか と素人狂言ながら考えてます。

スレ違いなら削除して下さいorz

まさにコロボックルさんが書かれたようなことが、
「単一民族神話の起源<日本人>の自画像の系譜」には書いてある。
といっても、日本民族の起源がどこにあるのかこの本はほとんど語っていない。

明治時代以降に現れた、日本人の起源に関する様々な説について取り上げている。
今年は『単一民族神話の起源』と在日の『同化』からはじめてみる」でも書いた通りだ。
その系譜は、単一民族(主として戦後)と混合民族(主として戦前)の2種類に分かれるが、
小熊さんが両者の典型的な論調を要約している。
考えさせられるところも多いので、これを引用する。
結論の362ページから363ページにかけて掲載されている。

まず混合民族論の方である。
1 帝国は朝鮮・台湾を獲得し、その地の原住者を帝国臣民に含むようになった。「日本人」を純血の見本民族のみに限定するという考えは、領土を拡張しその地の人間を帝国に編入するさい支障となる。そのような意識はすてるべきである。

2 日本は太古において大量の異民族や渡来人を同化した経験をもっている。天皇家にも、渡来人の血は流入している。それゆえ日本民族は異民族を統治・同化する能力にも長じているのであり、この経験を活かして領土拡張と同化政策を遂行すべきである。

3 日本民族は南北アジア諸民族の混合であり、彼らは日本民族とは血縁関係にある。したがって、彼らの同化は容易なはずだし、アジア各国への進出は故郷への帰還であり、日本民族は南方にも北方にも適応できる体質をもっている。

4 日本は古来から、諸民族を一視同仁で混合同化してきた。ゆえに、日本民族は人種差別とは無縁であり、その点で欧米よりも倫理的にすぐれている。

5 異民族が併合されても、養子であると位置づければ、日本が家族国家であることと矛盾しない。

6 太古において、天皇家は朝鮮から渡来した。天皇はその地の王であったのだから、ふたたび天皇家の領土に組み入れることは当然である。

次は単一民族論である。
1 日本は太古から単一の日本民族が住み、異民族抗争などのない、農業民の平和的な国家であった。

2 天皇家は外来の征服者ではなく、この平和的民族の、文化共同体の統合の象徴であった。

3 日本民族は太古から辺境の島国に住み異民族との接触が少なく、外交能力や戦闘能力には乏しい。

4 日本は単一民族国家であるがゆえに、歴史的にも現在でも平和なのである。


これは、何十年かの差はあれ、どちらも同じ国で言われてきたことなのだ。
「日本人」というものの起源の捉え方は、少なくとも、私の予想を超えて変わっている。
「日本人」というものの捉え方が、予想を超えて変わっているともいえるだろう。

どっちももっともらしくも読めるが、何かおかしいところがあるような気もする。
起源には関係なく、今の日本には私のように帰化した元在日韓国人の日本人だっている。
帰化して日本国籍を取得する人間の累計はどんどん増えているはずだ。
あまり起源など真剣に考えない方がいいのかもしれない。

小熊さんには「<日本人>の境界」という本もある。
「単一民族神話の起源」と裏表をなす本という印象を個人的には受けている。
「<日本人>の境界」も年末年始で読み終えたので、
この本を読んで感じたことも、そのうち書いていきたい。

全然関係ないのだが、小学生か中学生のころに、
佐藤さとるさんのコロボックル物語のシリーズを何冊か読んだ。
もうほとんど内容は思い出せないが、なにか面白かったことだけは覚えている。
コロボックルという言葉から、このことを思い出した。

「単一民族神話の起源」とコロボックルシリーズの1冊は、こんな本です。



ここからはコメントに関するお願いです。
最初にコメントを書かれる際には、自己紹介を一緒に書いてもらえないでしょうか。
年齢とか、学生なのか社会人なのか、簡単な考え方とか、なぜ在日に興味を持つのかとか、
そういったことです。
もしご自身のblog、ブログがあるようなら紹介してもらえるとありがたいです。

理由は、私がこのblog、ブログへの関心を高めることができる、という個人的なものです。
とりあえずしばらくは継続したいので、皆さんのご協力をお願いしています。
コメントの内容をさらに深く理解するヒントにもなると思います。

もちろん、無理に自己紹介をお書きになる必要はありません。
その場合は、書きたいことだけをお書きになってください。
あくまでも私からのお願いです。よろしくお願いします。
posted by knj at 23:55| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本人はアメリカのような多民族国家から見れば単一民族国家ですが、南北朝鮮から見れば多民族国家だと思います。
それよりも戦後日本人は多民族で生きるという努力を自由と民主主義という名目で放棄してしまったというのが深刻だと思います。
もっと極端なのが南朝鮮の朝鮮人・北の支配層と総連・民団組織の朝鮮人であると思います。
多くの日本人は自由と民主主義が単一民族で成立するものであるという幻想を持っていましたが、現実は全く違うものであるということが最近見えてきました。
私は戦後生まれですが戦前の日本の方向が基本的に正しいと思っています。
それはかって満州国でいわれた5族協和の理念ですが、日本が対米戦に軍事的に敗北したということとその理念の評価は違うものだと思います。
もしそれが誤りであるというのであればそれに取って代わる理念は何であるのかを問いたいと思います。
Posted by 金 国鎮 at 2006年03月07日 00:21
単一民族という話になるとどうしても日本人が中心になってしまうのですが、韓国人は単一民族集団というよりそれ自身がひとつの宗教であるといっても過言ではないといえる排他的な単一民族です。
アメリカは移民を国是とする多民族集団です。
韓国の文化とアメリカの文化の何処に協調できるものがあるのか疑問です。
多民族に慣れ親しんだアメリカ人が韓国の文化
に親しむ可能性などありません。
アメリカの安全保障の根本は人権ですがその支えが多民族です。
アメリカと韓国が同じ屋根の下で理想を共有す出来る可能性はありません。
日本はその中間に位置する立場だと思います。
日本人が韓国人に対してアメリカ人より寛容であるのは日本がアメリカに比べてより同質度が
高い為に起こる一種の錯覚だと思っています。
在日の人達は本来南北朝鮮の同質性から離れているのがその特徴ですが総連・民団はその特徴を否定しようとする団体です。
私は極近い将来アメリカと韓国の安全保障体制にはひびが入ると思っていますが、その原因は政治ではなくて韓国の排他的民族主義が原因になると思います。
私はその時までに多くの在日の人達がいい意味で日本の仲介役になれることを希望しています。
Posted by 金 国鎮 at 2006年03月07日 20:06
>金 国鎮さん
コメント、ありがとうござますが、なんか話が前後絡み合ったり飛んだりしてわかりにくい感じです。
Posted by knj at 2006年03月11日 01:28
ブログ主さん、貴方金国鎮さんに対してそんな返答しか出来ないんですか?それも一行文で。荒らしとか礼を欠く者に対してならともかく、ちょっと常識疑ってしまいます。例え考えが違ったり意見が気に入らなくてもです。自分から読者に提起しておいて何をはぐらかしたり内容を無視しているんでしょう?
貴方はよく人に対して何言ってるか分らないとか意味が分らないとか言いますが、私に言わせればブログ主さん自身の考えがどうなのか、何が言いたいのか、どうしたいのかの方がよっぽど分りづらいです。
言葉が丁寧ならいいわけではありません。
少なくとも面と向かってそんな事言ってたら相手には馬鹿にされてるか相手にされてないかと受け取られるので直した方がいいと思います。ここは貴方のブログなので私が注文つける権利も無いですし多分もう何も書きませんが。
Posted by サラリーマン at 2006年03月12日 03:58
あのなサラリーマン。
韓国人は自分が正しいって所から議論が始まるんだよ。だから問題提起をしても賛同している意見以外は目に入れたくないんだよ。たとえそれがハーバード大教授だろうが、大統領だろうが。

ここでは意見を言うのではなく、相手を小ばかにすることを楽しみなさい。


まあ、こんな事書くとkNJに「なんだダニエラ君もわかっているんだね。全体性の本を読んでください」とか言われそうだけど。
韓国人の全体主義のほうが正直危ないのにね。
Posted by ダニエラ at 2006年03月13日 12:11
>サラリーマンさん
コメントどうも。

>ブログ主さん、貴方金国鎮さんに対してそんな返答しか出来ないんですか?それも一行文で。荒らしとか礼を欠く者に対してならともかく、ちょっと常識疑ってしまいます。例え考えが違ったり意見が気に入らなくてもです。自分から読者に提起しておいて何をはぐらかしたり内容を無視しているんでしょう?

考えが違うわけでも意見が気に入らないわけでもなく、本当にわかりにくいから、そう書いただけです。金さんも、いろいろ書かれるなら、わかりやすい文章を書かれたほうがいいと思うんですよ。これがそんなに変な考えですか?そう思われるなら仕方ないかもしれません。
Posted by knj at 2006年03月14日 22:59
一言だけ厳しい言い方をしたほうがいいと思います。
私はあなたがこの事柄に、勿論私の表現の問題もあると思いますが、関心がないのにも拘わらずどこか適当な文献を持ってきてつじつまを合わして書いていると思っています。
そうでないとあなたの、これだけではありませんが、色々なコメントの説明がつかない。
これ以上はもう止めるべきです。
Posted by 金 国鎮 at 2006年03月15日 01:40
>金 国鎮さん
お気にさわったならすいません。関心もないのに適当な文献を持ってきてつじつまを合わせているつもりはないんですが、そう読めましたか。精進します。

>これ以上はもう止めるべきです。

とりあえず今はもうちょっと続けてみようと思っています。

忙しいので、ほかの話へのコメントに対する返事は後日にします。よろしくご了承ください。
Posted by knj at 2006年03月15日 22:33
>忙しいので、ほかの話へのコメントに対する返事は後日にします。よろしくご了承ください。

誤解を与えると何なので、ほかの話へのコメントというのは、ほかの話にコメントされた金 国鎮さん以外の方への返事ということです。
Posted by knj at 2006年03月15日 22:36
初めてカキコいたす。いやなかなか金 国鎮さんの話面白いね。満州国弁護の辺りがラジカルで。
>日本人が韓国人に対してアメリカ人より寛>容であるのは日本がアメリカに比べてより>同質度が高い為に起こる一種の錯覚だと思>っています。

この辺りも的確な観察ではないかな。

>私はその時までに多くの在日の人達がいい
>意味で日本の仲介役になれることを希望し>ています

これはムリだね。最後に自分の分際(力量)を超えちゃった。
Posted by popper at 2006年03月22日 05:17
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