2006年05月08日

元在日韓国人が帰化したときの話をちょっと書いてみる

昨日、1990年代の在日韓国・朝鮮人政策が気になったという話を書いた。
昔より帰化しやすくなったとかいたが、
ふっと自分が帰化したときの話をあまり書いてないことに気づいたので、
ちょっと書いてみることにした。 

私が帰化した1980年代には、帰化は大変面倒というのが
在日韓国・朝鮮人の常識だった。

当時、私は学生だった。
実際の手続きを進めたのは母(父はもう死んでいたので)なので、
手続きの細かな仔細は知らないが、母は書類集めなどが面倒そうだった。

帰化を申請してから実際に日本国籍を取得するまで1年はかかったと思う。
おぼろげな記憶だが、帰化申請を受け付ける法務局?の担当者も
あまり親切な感じではなかった。
なぜか一度、担当者とは会ったことがある。
日本人になってからの自分の名前をどうするか
決めるために会ったような気もするが記憶は定かではない。

どこまで効果があったのかは別だが、帰化までの期間を短くするため、
「知り合いの政治家に頼もうか」という話をしていた気もする。
選挙権もないのに、知り合いの政治家がいたのか?という気もするが。

申請中は、ちょっとした交通違反もダメだといわれた記憶がある。
当時、私は学生だったが何か窮屈だった。
帰化申請の1年以上前に交通違反を犯した場合は問題なしとするが、
それ以外の犯歴があった場合(どんなに古くても)は帰化できない、
といわれていたような気がする。

実はこの話を書こうと思ったのには別のきっかけもある。

それは、文藝春秋の月刊誌「諸君!」の2006年6月号のある記事だ。
このblog〜ブログを書くようになったせいか、
以前よりも在日に関連した記事やニュースを読むようになった。
新聞広告で見た以下の記事が気になって、立ち読みしたら気になった。

その記事とは、「『在日』よ、日本人になろう」というもの。

浅川晃広(名古屋大学大学院専任講師)、呉善花(拓殖大学教授)、
鄭大均(首都大学東京教授)の3人による対談だ。

とりあえず書いてあることについての感想は抜きにするが、
要は、在日よ帰化しようという話である。
浅川・鄭の両氏は元在日韓国・朝鮮人であり、
呉さんは日本に移住してきて帰化した元韓国人である。

この対談では、ここ数年(10年かな?)の間に帰化した
浅川、鄭の両氏が帰化の手続きがそれほど面倒ではないと指摘している。

この対談が記憶に残っているのも、この話を書く理由のひとつだ。

1990年代の在日韓国・朝鮮人政策が気になったという話でも書いたが、
現状の帰化の状況はだいぶ昔とは違うようだ。
私の昔話はあまり現状のあてにはならないかもしれない。

もっとも、浅川、鄭の両氏はもっと帰化の手続きを簡単にすべきだとしている。
特別永住者に限って帰化を届け出制にすべきでは、というのが、
この対談のまとめ部分であり、両氏に共通する意見だ。
これは2001年に当時の与党がまとめた、
「特別永住者の国籍取得に関する法律案(届出制法案)」の内定と一緒らしい。
やっぱり帰化は多少は今でも面倒なのかもしれない。

ここからはコメントに関するお願いです。
最初にコメントを書かれる際には、
自己紹介を一緒に書いてもらえないでしょうか。
年齢とか、学生なのか社会人なのか、簡単な考え方とか、
なぜ在日に興味を持つのかとか、そういったことです。
ご自身のblog、ブログがあるようなら紹介してもらえるとありがたいです。

理由は、私がこのblog、ブログへの関心を高めることができる、
という個人的なものです。
とりあえずしばらくは継続したいので、皆さんのご協力をお願いします。
コメントの内容をさらに深く理解するヒントにもなると思います。

もちろん、無理に自己紹介をお書きになる必要はありません。
その場合は、書きたいことだけをお書きになってください。
あくまでも私からのお願いです。よろしくお願いします。
posted by knj at 00:26| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コリアンザサードを見る限りは、それほど大変そうではないですが・・・。
Posted by 問題は・・・・ at 2006年05月26日 20:47
>問題は・・・・さん
はじめまして?ですかね。こちらにもコメントどうも。

>コリアンザサードを見る限りは、それほど大変そうではないですが・・・。

私も年々、帰化はしやすくなっていると思います。そう書いたつもりだったのですが、うまく伝わってないようです。精進します。1980年代には、在日韓国人が帰化するというのは結構大変だったということです。

もっともコリアンザサードの新井さんの書き方・感じ方は新井さん個人のものだと思います。別の人が帰化される場合には、多少書いてあることや感想が違ってくるんじゃないでしょうか。

>みなさん
なかなかに忙しく更新が進ます、コメントへの返事が遅くなすいません。

ふと思ったのですが、このblogにコメントを書き込まる場合には、同じ名前でコメントを書き込んでもらえるとありがたいです。
Posted by knj at 2006年05月29日 00:25
はじめまして。大阪在住の在日3世です。
帰化は今でも面倒ですよ。民団を通して、韓国からの書類や何やらを取らないといけないし、面接にも何回か行かないといけないし、もちろん税金関係は全て清算してないとダメですしね。特に私の場合は、親が韓国に婚姻届、出生届を出してないので、そこからはじめないとダメです。なのでパスポートも取れない状態です。正直、民族の誇りとかはないです。日本の大阪で生まれ大阪で育ちました。韓国というのは単なるルーツであるだけでなんとも思わないです。役所に行って簡単に帰化できるならすぐにでもしたいですね。
Posted by kin at 2006年07月07日 11:53
はじめまして
私は30代女性です。
ここの所の韓日関係についてニュースを読み
はたして在日の方はどうお考えなのかなと
見てみたのです。
帰化・・は国と国の問題だから
簡単では困ると思います。それこそ色々な人種かいりみだれてしまう。
それだけ大事な事じゃないかと思うし
日本人として生きる事を決めた以上は
日本人としての誇りやプライドをもって
生きて欲しいと思います。
Posted by ちびまろ at 2006年07月12日 10:07
>kinさん
はじめまして、コメントありがとうございます。

短絡的に、帰化が簡単だと思いこむのは間違いですね。パスポートが取れないという話にはびっくりしました。

>ちびまろさん
はじめまして、コメントどうも。

>帰化・・は国と国の問題だから
>簡単では困ると思います。それこそ色々な>人種かいりみだれてしまう。

ご存じかもしれませんが、1945年までの日本は、色々な人種というか民族が入り乱れて構成していました。

>日本人として生きる事を決めた以上は
>日本人としての誇りやプライドをもって
>生きて欲しいと思います。

生まれてから今までも、これから先も、私は私なりの誇りとプライド(あまりありませんが)を持って行きます。これは国籍には関係ないものです。ご了承ください。

>みなさん
いろいろあって返事が遅れました。すいませんでした
Posted by knj at 2006年07月14日 00:15
こんばんは。
やはり韓国人として、本国に出生届を出さないとだめみたいです。言ってみれば幽霊的な存在ですね。

<ちびまろさん
>帰化・・は国と国の問題だから
違います。国と個人の問題だと思います。日本で生まれ日本で育ってきた我々は、血は韓国かもしれないですが、心は日本です。在日の方に非難されるかも知れないですが、それが私の本心です。日本好きですし、生まれた大阪はもっと好きです。韓国という仮面を外せるならいつでも外します。韓国人、日本人という前に自分個人のプライドはもちろんあります。ぶっちゃけ今韓国と戦争が起きたら日本のために働きますよ。だけど在日韓国人として、韓国を敵に回したくないという気持ちもあります。その葛藤が無くなることは無いでしょう。そうやって人生を生きていくことが私個人のプライドと思います。長文失礼。
Posted by kin at 2006年07月14日 01:32
>kinさん
またしてもどうも、コメントありがとうございます。返事遅くなりました。

>言ってみれば幽霊的な存在ですね。

当然おわかりだと思いますが、生きて暮らしているんですから、幽霊なんかじゃありません。今の世の中が、在日韓国・朝鮮人のような存在に対処しきれていないのだと私は考えています。人が必ずしも完璧ではないのと同じように、国も完璧ではないんじゃないでしょうか。
Posted by knj at 2006年07月19日 08:57
帰化が簡略化されているとは言えやはり時間、手間は相当なものです。それだけの理由で未だに帰化していません。本当は早く生まれ育った日本で日本人として生きたいのですが・・・・私は心より特別永住者の帰化届出性の法案が通ることを願っています。
Posted by kim at 2007年06月14日 01:58
>kimさん
ごぶさたしてますですか?はじめましてでしょうか?コメントありがとうございます。

少し前の週刊文春に、松田優作さんの記事が載りました。この記事のなかでも帰化のことが触れてあったのが記憶に残っています。この記事の時代とは大分違うのでしょうか、やはり帰化はそんなに簡単ではないのでしょうね。
Posted by knj at 2007年06月14日 09:53
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