2006年06月06日

またしても、在日「外国人」を巡る新たな数字を紹介する

前回の「在日『外国人』を巡る新たな一つの数字を紹介する」に関連する
話を書くことにする。

元になっているのは今年5月30日にあったという法務省の発表だ。
いくつかの新聞にも関連した記事が掲載されていた。

このblogに掲載するタイミングが若干悪いのは、
私の仕事がなかなか一段落しないからです。 

いくつかの新聞に関連記事が掲載されていたのだが、手元に見つからない。
そこでネットで公開されている毎日新聞の記事を引用することにする。
タイトルは「外国人労働者:技能職種で受け入れ拡大 副法相検討チーム」
 河野太郎副法相が主宰する「今後の外国人の受け入れ等に関するプロジェクトチーム」の提言が30日まとまった。ある程度の日本語能力がある外国人を一定の技能職種で雇用し、資格を得るまで育成することが柱。「人口比3%以内」で来日外国人の受け入れを拡大する一方で、在留管理は強化し、日系人の定住許可も厳しくする。

 提言によると、受け入れた外国人は3年以内に技能資格を取得できれば雇用を継続でき、取得できなければ帰国させる。雇用主は、日本人と同等の賃金を支給するとともに、日本語研修などのコストを負担し、年金加入など社会保障の責任も持たせる。【森本英彦】

ネットのURLはこれだ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060531k0000m040093000c.html
これもいつまで読めるのかわからないけれど。

前回の「在日『外国人』を巡る新たな一つの数字を紹介する」の
元になった法務省の情報が、あの話を書いてから公開されている。
タイトルは「平成17年末現在における外国人登録者統計について」
URLはhttp://www.moj.go.jp/PRESS/060530-1/060530-1.htmlである。

上のニュースと併せて考えたいので、この発表の冒頭を引用する。
 平成17年末現在における外国人登録者数は201万1,555人で,はじめて200万人を突破し前年に引き続き過去最高記録を更新している。この数は,平成16年末現在に比べ3万7,808人(1.9パーセント)の増加,10年前(平成7年末)に比べると64万9,184人(47.7パーセント)の増加となっている。外国人登録者の我が国総人口1億2,775万6,815人(平成17年10月1日現在,総務省統計局の「平成17年国勢調査」要計表人口による。)に占める割合は,平成16年末に比べ0.02ポイント増加し,1.57パーセントとなっている。

併せて考えたいのは日本の総人口である。
2005年10月時点で1億2775万6815人だ。
年間数万人の割合で減少したとして、冒頭のニュースにある
「人口比3%以内」にまで在日外国人が増えるとすると、
その数はざっと370万人というところだろうか。
現状よりも170万人くらい増える可能性があるということだ。
一定の条件を定めた上で外国人を今以上に受け入れるということだが、
この政策が進んでいくとすると、日本はどうなっていくのだろうか。

蛇足だが、2100年には日本の人口が6415万から4645万人にまで
減少するという予測がある。これは日本政府によるものだ。
正確には、平成17年版の少子化社会白書に記載されているものだ。

衝撃的な予測なので、URLを書いておくことにする。
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2005/17WebGaiyoh/indexg.html

6415万人の3%は192万人ほど、4645万なら140万人弱だ。
もし比率に関係なく、労働力として外国人が必要という判断から、
370万人という数字を維持することになれば、
人口比の5%超から8%弱が外国人ということになる。

ふと思い出したがこの話は、前に書いた以下の話とも関連している。
タイトルを新しい順に書いておくことにする。

『外国人共生会議(仮称)』という言葉をきっかけに書いてみる
在日と愛国者?を巡る二つの数を紹介する
10年後の在日韓国・朝鮮人社会をふと考えた

これらの話を自分で読み直しながら考えても答えは出てこない。
日本の人口が減る中で、在日外国人の比率はどうなっていくのだろうか。
考えれば考えるほど、大きな問題だと思う。

ここからはコメントに関するお願いです。
最初にコメントを書かれる際には、
自己紹介を一緒に書いてもらえないでしょうか。
年齢とか、学生なのか社会人なのか、簡単な考え方とか、
なぜ在日に興味を持つのかとか、そういったことです。
ご自身のblog、ブログがあるようなら紹介してもらえるとありがたいです。

理由は、私がこのblog、ブログへの関心を高めることができる、
という個人的なものです。
とりあえずしばらくは継続したいので、皆さんのご協力をお願いします。
コメントの内容をさらに深く理解するヒントにもなると思います。

もちろん、無理に自己紹介をお書きになる必要はありません。
その場合は、書きたいことだけをお書きになってください。
あくまでも私からのお願いです。よろしくお願いします。

また書き込む際の名前は同じものにしてもらえるとありがたいです。
posted by knj at 23:56| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
32歳の自営業者です。
Googleの検索から来ました。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E5%9C%A8%E6%97%A5%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E3%80%80%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E6%AF%94%E7%8E%87&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

このキーワードを検索するきっかけとなったのは北朝鮮人権法案(http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2006060601003900)のニュースを読んでです。

在日の方々は祖国と母国(日本)の二つのアイデンティティを持っておられるという事を耳にした事があります。
それに対し脱北される方々のアイデンティティはあくまで祖国のみではないかと考えます。
最近「在日利権」「在日特権」という言葉を耳にします。北朝鮮へのアイデンティティを持ったまま特権を与える事に対し、恐怖というか懸念を感じてしまいました。
少数であれば人道上、仕方の無い事かもしれませんが人口比率として多くなると日本国籍を有する者に対しては増税等の負担になるのではないかと考えます。
本当に特権や利権があるのであれば、まずそれらを撤廃してから難民(脱北者)を受け入れるべきなのではと思っています。

話は逸れますが私の知らない日本を教えてくれるknjさんのBlogは意義のあるBlogだと思います。
Posted by さとう at 2006年06月12日 12:00
日本は帰化の制度が以外にゆるいので、帰化の人数によっては3%の枠は広がるんじゃないですか?
Posted by at 2006年06月22日 19:18
クロアチアVSオーストラリアのサッカー試合を見た。オーストラリアにはクロアチアからの移民が結構たくさんいるのをご存知だろうか。この両チームには、オーストラリアで生まれ育ったクロアチア人選手が含まれている。それが戦うことになった。

クロアチア側で戦った選手の言葉。「俺はクロアチア人だが、オーストラリアで生まれ育ったことに感謝している。」

在日もこれくらいのこと言えないのかね。日本で生きていくつもりならね。そうすれば、日本人側の見る目も変わるのにね。
Posted by アキレスの踵 at 2006年06月25日 07:43
>さとうさん
はじめまして、コメントありがとうございます。

難民とどう向き合うかは、アイデンティティとは関係ないんじゃないでしょうか。

>最近「在日利権」「在日特権」という言葉を耳にします。
私もネットや一部の書籍で目にすることはあります。自分の家族を振り返って、あまり特権はなかったように思います。

蛇足ですが

>在日の方々は祖国と母国(日本)の二つのアイデンティティを持っておられるという事を耳にした事があります。

一つしかないから「アイデンティティ」なんじゃないんでしょうか。

>さん
はじめまして、ですかね?コメントどうも。帰化したら外国人じゃなくなりますから、3%には含まれなくなります。

>アキレスの踵さん
おひさしぶりです、コメントどうも。

>在日もこれくらいのこと言えないのかね。日本で生きていくつもりならね。そうすれば、日本人側の見る目も変わるのにね。

言ったことで批判されるなら分かりますが、言わないことに対して、こう言うべきだと書かれていると理解しました。少し変なことを書かれている気がします。

在日韓国・朝鮮人であれ何人であれ、日本に生まれ育って良かったと思っているなら、「日本に生まれ育って良かった」あるいは「日本に生まれ育って感謝している」と話すでしょう。それ以上でもそれ以下でもないと思います。

>みなさん
少し時期を逸してしまいましたが、6月には移民の受け入れや働く外国人に関する国連の統計が発表されました。仕事が落ち着いたら、この数字についても少し書いてみたいと考えています。
Posted by knj at 2006年07月03日 00:10
日本って変だよね、簡単に永住権が取れないのに帰化は日本で働いて5年で取れちゃうし、最近の中国の人はそれで毎年5000人位帰化しているので、10年で中国系日本人が5万人、これってヨーロッパなんかと比べると少ないけど、日本の帰化の枠って特にないみたいなんで、事務処理能力によっては1万〜2万人は帰化できるんだから不思議。
Posted by ゼロ at 2006年10月14日 19:23
>ゼロさん
返事遅れました。はじめまして、コメントありがとうございます。

>日本って変だよね、簡単に永住権が取れないのに帰化は日本で働いて5年で取れちゃうし、
不思議だとも言えるし、永住権や帰化制度の整理が十分でないといえるのかもしれません
Posted by knj at 2006年10月27日 01:52
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